転職エージェントは使うべき?

転職エージェント

今回は転職を検討されている方に是非抑えておいてもらいたい内容となります!

数ある紹介業者をどのように選ぶかということで、ここでは有料職業紹介にあたる転職エージェントを紹介します
メリット、デメリット様々ですが、エージェントってそもそも何?という方でも、これを見た後はどこを使おうか選ぶ目が培われているはずです。
利用にあたっての注意点もあるので、しっかり抑えてトラブルのない転職活動にしましょう

概要:そもそも職業紹介事業とは何か

その名の通り職業を紹介する事業を営んでいる組織のことであり、大きく分けると以下のように「有料」と「無料」で分けられます。
それぞれ何が違うのかを解説していきます。

有料職業紹介事業

職業紹介に関して手数料又は報酬を受けて行う職業紹介事業を指します。
職業安定法に則り、法第30条第1項の厚生労働大臣の許可を受けて営んでいます。

無料職業紹介事業

いかなる名義でも手数料又は報酬を 受けないで行う職業紹介事業を指します。
以下4種類存在しており、それぞれ厚生労働大臣の許可を受けている必要があります。

① 一般の方が行う場合(職安法 法第33条)
   
②学校教育法第1条の規定による学校、専修学校等の施設の長が行う場合(職安法 法 第33条の2項)
※大学や専門学校などの職業紹介がこれに当たる。

③ 商工会議所等特別の法律により設立された法人(職安法 法第33条の3項)
※商工会議所とは:商工業者で構成される自由会員制の公共経済団体であり、所謂「非営利目的の特別認可法人」です。

④ 地方公共団体(職安法 法第33条の4項)
※所謂ハローワークのことを指します。

今回はエージェントをピックアップしていきます。

転職エージェントとは、転職を検討している方と採用を考えている企業の間に立って転職成功を支援するサービスのことを指します。
その中でも総合型、専門型と分かれており、リクルートやdoda等の幅広い職種でサービスを展開しているのは総合型と言われるエージェントです。

専門型は、ハイクラス・エグゼクティブを対象としたビズリーチ、JAC Recruitmentであったり、 エンジニアを専門としたGeekly、レバテックなどが挙げられ、様々な分野特化が存在しています。

キャリアチェンジや幅広い領域で提案を受けたい方は総合型が望ましく、これまでの経験に特化して専門的に転職したいなら専門型の方が有利に進めていけるでしょう。
専門型では単に提案される求人が違うだけでなく、担当者の知識が高いことや支援実績も違うため、今後の選考そのものを有利に進めていくことができるためおすすめです。

オススメは総合型と専門型の2つを併用していくことです

両面と片面?

あまり聞く機会は少ないと思いますが、エージェントによって両面型と片面型と言われる分類があります。
これは求職者側を担当するキャリアアドバイザー(CA)と、 企業側を担当しているリクルーティングアドバイザー(RA)が分かれているか兼任しているかを表しています。
両面の場合は一人がCA/RAを担当しているため、情報の粒度の高さであったり企業への連携はスムーズになるでしょう。
片面に関しては専任として務められているため、満足度の高いものになる可能性は高いです。
どちらも良い点悪い点あるため、「どちらが良いか」というのは一概に言えず、ここはそこまで気にする必要はなさそうです。

利用にあたっての料金は?

基本的には無料で利用することができます。
なぜ無料で支援してもらえるのかを知るために、人材業のビジネスモデルを理解しておきましょう。

有料職業紹介事業なのに無料ってどういうことなんだろう?

もちろんこのサービスは完全無料で提供しているわけではありません。
ではどこからお金がでているのかというと、その答えは採用する企業になります。
エージェントが紹介した人の入社が決まった際に、採用予定額のパーセンテージをかけた金額が企業からエージェントへ支払われます。
※このパーセンテージは企業やエージェントによっても違いますが「30~35%」あたりが相場と言われています。

採用する企業がエージェントへお金を払う仕組みになっているので、求職者側は基本的に料金は発生しないビジネスモデルになっているんです。

費用をかけてまで依頼する意味

なぜお金を払ってまで依頼するのかというと、母集団形成がしやすいことやより良い人材にめぐり合う可能性が高くなるためとなります。
また、基本的に成果報酬となることから、利用するデメリットが少ないというのもあります。

人事の仕事は採用だけではなく採用後や入社後のフォローだったり、研修の企画など社内向けにも動かなくてはなりません。
母集団形成するにもまずどうやったら人を集められるのか、そのための広告投資やその効果分析等はどうするのかと考えているのであれば、それを専門としているエージェントへ依頼するというのが定石でしょう。
また、自社の発信だけではマッチングできなかった候補者とのめぐり合わせの機会も増えるなどのメリットもあるため、企業からするとお金を出してでも依頼する価値はあるということで利用している会社が多いのです。

【メリット】
・採用を楽にするだけではなく、マッチングの機会を増やすメリットもある
・成功報酬型なので導入障壁が低い

エージェントを活用するメリット

人材業のビジネスモデルを理解した上で、今度は求職者側の視点からエージェントのメリットをみてみましょう。
メリットは主に以下3点が挙げられ、それぞれについて解説していきます。

1.無闇に求人を探す必要がなくなる
2.考えがまとまる
3.味方の存在

1.無闇に求人を探す必要がなくなる

市場には溢れるほどの求人があり、その中で自身の趣向や経験を活かせる会社を探すのは中々骨が折れるでしょう。
様々な転職系の媒体へ登録しているため、毎日何らかのメールが届いているという方も多いのではないでしょうか。

エージェントは最初にカウンセリングとして30〜90分程度の時間を使いヒアリングを行なっており、これまでの経歴や今後何をしていきたいのかという部分を擦り合わせを行ったのち、最適と思われる求人を紹介してくれます。
紹介される求人数はエージェントによって異なり、ピンポイントに1、2社ピックアップしてくれるところもあれば、60社〜100社提案してくれるところもあります。
扱っている求人数が会社によって違うので、求人の量に関してもエージェントと相談すると良いでしょう。

2.考えがまとまる

エージェントの意見は第三者の視点であり、専門領域から見た市場感を交えたアドバイスをもらえます。
自分自身の考えが市場と一致しているのか、そもそも方向性は合っているのかなど客観的な視点から意見をもらうことができるのです。
これまで当たり前のように行ってきた業務が現職では評価されなかったが、市場で見た際に価値の高い経験であることも珍しくありません。
これは実際に市場を理解している目線が合ってこそ気が付ける部分であり、そこに活用のメリットがあるのです。
また、キャリアについて第三者の意見を交えて考えられる機会はそうそう無いので、貴重な経験になるでしょう。

3.味方の存在

転職は孤独な戦いとも言われます。
自分の道は自分で決めるしか無いのですが、「本当に正しい選択なんだろうか」と不安になられることもあるのではないでしょうか。
正直なところ担当者にもよりますが、エージェントはあなたのキャリアに対しての一番の理解者です。
率直な悩みを相談できることや、上手くいかない時に何を改善すれば良いかの相談相手になります。

エージェント利用におけるデメリット

エージェント利用のメリットをまずは紹介しましたが、良いことばかりというわけではありません。
逆に視野が狭くなってしまう可能性や、プレッシャーを感じて決めてしまうなどの失敗事例もあります。
その点についても事例を交えて解説していきましょう。

逆に視野が狭くなってしまう

先にも述べたようにエージェントは企業からお金をもらうことで成り立っているビジネスです。
これは決まる会社へ求職者を誘導すれば収益が上がることを意味しており、極端な話求職者の意向を無視して良い言葉のみを並べて誘導するといったことも可能なのです。
とはいえ「内定が出る会社」を紹介するのは当たり前であり、そもそも内定が出ない会社を提案すること自体誰も得しない意味のないことなので、転職する上での妥当性がそこにあるかないかをエージェントと擦り合わせることができていれば問題はないでしょう。

この妥当性というものが、キャリアアップや環境改善など転職の本質に合っているかどうかであり、「年収が上がるから」「残業少ないから」など本質とは違う部分に惹かれている可能性はないかになります。

担当者との相性

エージェント側との相性も大切です。ここでいう相性というのは性格というよりは、自分のことを親身に考えてくれているかであり、性格やノリが合わないというのは別の問題となリます。
親身に考えてくれているかに重きを置き、それでも性格的に合わないという場合であれば担当者を変更し、なぜ合わないのかも合わせてお伝えしておいたほうが良いでしょう。

注意した方が良いこと

エージェントを利用したことによるトラブルや不満を耳にする機会が多々あります。
中には「勝手に応募された」というようなグレーゾーンではないかと思えるようなものや、「決めたけど今になって後悔している」などせっかくの転職が後悔に満ちている悲しいものまで見受けられました。
いったいなぜこういったことが起きているのでしょうか

勝手に応募された…本当にそのようなことがあるのか?

これは「勝手に」ではなく、「知らないうちに同意とみなされて」というのが結論になるでしょう。
興味のあるなしで振り分けをさせられ、興味のあるものに関してはまず書類送っておきますねというようなあたかも当たり前のような流れで進められる部分に原因があると思われます。
ごく稀に本当に身に覚えがないのに応募されていたといった恐ろしい事例もあるので、応募の意思についてはしっかり擦り合わせ、いつ頃応募を始めるのかについても打ち合わせしておくと良いでしょう。

意に添わぬ決断による後悔

後が無いとすがる思いで決めてしまったが、本来の転職理由が何も解決できていない。
このような悲しい事象も起きています。
あたかも後が無いと思わせプレッシャーを与え決断を迫るといったものであり、あの時落ち着いて判断していればと後悔することもあるでしょう。

しかし、本当に「後が無かった」というのも事実かもしれません。
ここに関しては当事者間でしか分からない部分が多いのですが、ここについて元をたどるとなぜ「後が無い状況を作り出すに至ったのか」という経緯に行き着きます。
その状況を作り出す前に方向転換や視野を広げるなど打開策は打ってきた、それなのにそこしかなかったというのであれば、更にその状況の原因となった箇所について改善が必要です。
この一連についてエージェント側と理解の擦り合わせができていれば、少なくとも不幸に「感じなかった」のではないでしょうか。

結局エージェントは使った方が良いのか

これまでメリット、デメリットを伝えてきましたが、結論としてエージェントを活用して損することはないのではないでしょうか。
第三者からの意見は貴重であり、その上で「自身で判断する」ということを大切にしていればデメリットも回避することができるはずです。
また、活用する以上は認識合わせは重要であり、情報を共有し合う協力関係という関係性が構築できると心強いでしょう。

エージェントを利用して得られるものはあっても、損することはあまりないように思えます。

是非うまく活用して転職活動を有利に進めていきましょう。

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