面接を有利にする具体化の方法について

面接対策

今回は転職を検討されている方、現在転職活動中に是非抑えておいてもらいたい内容となります!

みなさん転職理由は具体化できてますか?
「具体化」はキャリアが明確になることやアピールしやすくなるなど様々なメリットがあり、転職活動においての「鍵」と言っても過言ではありません。
そこで今回は「そもそも具体化とは」「どこまでやる必要があるのか」という疑問をまさに具体化して解説していきます。

具体化が必要な理由

具体化が必要な理由は大きく分けると以下の3点が挙げられます。

理由1.自身の経験が明確になるため。
理由2.何を伝えるべきかが明確になるため。
理由3.方向性を定めやすくなるため。

自身の経験が具体化されることにより自己分析がなされ、伝えるべきポイントが見えてくるようになります。
また、伝えるだけでなく自身がこれから何を目指すべきなのか、そのために何をしなくてはならないのかという方向性も見えてきます。

転職活動において必要な転職理由、キャリアビジョン、志望動機の3点をこの具体化によってクリアにできるので、このタイミングで抑えておきましょう。
後半では具体化についてオススメの方法も載せています。

理由1:自身の経験が明確になる

これまでどういった経験をしてきたのかなど自身の経験を振り返ることで、どこに経験の軸があり何が足りていないのかを客観視することができます。
「経験の棚卸し」がこの振り返りのことであり、「そういえばこういった経験もあったな」と思い返すことで、自身の経験値を改めて把握していくことが大切です。
具体化とあるように、これら経験についてもエピソードを用意しておけることが望ましいでしょう。

例えば「この経験が長いからこれは強みである」と伝える際に、なぜ「経験が長い=強み」になるのかを考えてみてください。
経験が長いから何ができるのかなど重要な情報が入っていないため、同じくらいの経験がある方との差別化はできません。
経験年数の中にある「経験が長いからこそのエピソード」が差別化のポイントとなるのです。

では「経験が長いからこそのエピソード」とはなんでしょうか?
例えば入社1年目と10年目では経験してきた場数が違います。
その場数は課題解決やトラブル対応の場で活きたのではないでしょうか。
知識はもちろんですが、こういったイレギュラーな部分にも経験の差は出ます。
経験が長い=場数や解決してきた課題やトラブルの数であり、その背景こそが強みと言えるのではないでしょうか。

理由2:何を伝えるべきか明確になる

伝えるべきことは「+α」の部分です。
+αとは表面的なことではなく、一歩踏み込んだ部分を指します。
面接官が聞きたいのは、どのように立ち回ってきたのかであり、業務の概要だけではないのです。

実際に採用側の目線を想定してもらえるとイメージしやすくなりますが、面接官の目線は単に会社の人数を増やしたいのではなく活躍して貢献してもらいたいと思って採用します。
そのため、聞きたいポイントは表面的な内容ではなく、具体的にその役割の中でどういったことを行ってきたのか、どういった考えを持っている方なのかをイメージできる内容になるのです。

例1
A:リーダーとしてこれまで何をされてこられましたか?
B:主に進捗管理や現場の取りまとめを行ってきました。
A:どれくらいの規模になるのでしょうか?
B:5名前後が多く、◯◯円規模となります。

例2
A:リーダーとしてこれまで何をされてこられましたか?
B:主に進捗管理として5名前後のマネジメントや◯◯円規模の現場取りまとめを行ってきました。

回答の情報量を増やすことで会話のラリーを減らし、より深いところまですり合わせる時間が生まれます。
恐らくこれができていない場合、「経歴を確認されただけの面接だった」という印象で終わることが多いでしょう。
※もちろん中には確認するだけの面接もあります。

回答に対して情報量を増やすには、それぞれの経験において具体化が必要であり、「何を伝えるべきか」という点をクリアにしておくためにも予め具体化しておくと良いでしょう。

【具体化の例1棚卸し方法】
・リーダー経験
・内訳:サブリーダー◯年、リーダー◯年
・主な業務:進捗管理、メンバー管理、予算管理、教育・フォロー
・業務詳細:進捗管理(案件の詳細)
                 メンバー管理(◯名〜最大◯名、対象:中途◯割、新卒◯割)
                 予算管理(金額や期間)
                 教育・フォロー(対象や行った教育内容、フォロー内容)
・リーダーとして工夫したこと
・実績:上手くいったこと、上手くいかず改善を検討したこと。
 【具体化の例2:面接を想定】
 リーダー経験を積んできた 
↓ 
何を聞かれるか想定:規模、年数、立ち回り 
↓
 規模:◯◯円規模のプロジェクト 
↓
 次に聞かれるであろう項目を想定

このように考えられる際はマインドマップを使うと良いでしょう。

このように、経験の棚卸しや面接を想定することで、端的に伝えるべきことが見えてきます。
具体化を通して面接の質を上げていきましょう。

理由③方向性を定めやすくなる

これまでの経験や伝えるべきことを考えていく中で、転職理由も具体化していくと思います。
そうすると自身がどこに悩みを感じており、何を求めているのかが少しずつ見えてくるでしょう。

今回転職したい理由について考えた際に、まず「給与面」と仮定します。
では具体化としてその給与の何に不満を持っているのか洗い出してみましょう。

・給与が上がらない
・昇給額の幅が狭い
・残業代が支給されない

上記のように理由はいくつかに分けられると思います。
そもそも上がらないのか、上がっても少ないのか、会社としてグレーなのか…
これらにもその理由があるはずです。
給与が上がらないにしても、「そもそも昇給の基準を満たしているのか」であったり、「その基準は会社として設けられているのか」などここから先はかなり細分化されます。
単に給与を上げたいと思い、提示年収が上がったから転職するという決断を下すと、実は現職とほぼ評価の体制は変わらず、同じ理由で転職を繰り返す羽目になってしまうのです。

「転職理由の具体化」とは根幹にある解決したい部分を見つけることにあります。
これはスキルアップや環境改善においても同じであり、「何を解決しなくてはならないのか」を見つけることで今後どういった環境をみていく必要があるのかが見えてきます。

全てを掛け合わせることで見えてくるキャリアビジョン

経験を棚卸しして、伝えるべきことも見えてきた。
そして何を解消したいかも掴めてきたとなれば、あとはその方向へ向かうだけです。
しかし、自身の経験を詳細に理解したことで、現段階での経験では理想の方向性に辿り着けない可能性というのも見えてくる可能性があります。

極端な例ですが、直近だと以下のようなケースが増えています。

「これまで営業職として従事してきたが、フルリモートで働けるエンジニアになりたい。」

エンジニア不足が深刻化している情勢でもあるため、良い着眼点であると思います。
フルリモートも働きやすくて理想ですよね。

しかし、フルリモート限定となった際に、教える側の労力は考慮しているのでしょうか?
自分で学びます!と意気揚々と言われても、基本的にクライアントが関係してくる以上会社としては最低限の教育は行いたいと考えられるはずです。
この場合何を重要視するかで方向性は変わります。
将来的にフルリモート勤務したいのであればまず経験を積む必要があり、そのためのワンステップを踏まなければならないのです。
今の時点でフルリモートで働きたいのであれば、それ相応の努力をすればなることは可能ですが、手っ取り早いのはこれまでの経験を活かした「営業」としての経験でリモート勤務を探すことです。
これらを天秤にかけた時に自分は何を求めているのか、何をしていきたいのかが見えていれば意思決定はしやすいでしょう。

余談ですが、エンジニア不足が騒がれるため誰でもエンジニアになれるというイメージが定着しております。
しかし、エンジニアになれるのは一握りであり、フルリモートという環境を望むのであればそれ相応の努力が必要となります。
エンジニア不足なのになぜ採用されないのかという需要と供給の乖離はこういった点で発生しており、ここについては別途ご紹介いたします。

まとめ

・自身を知るための有効な方法である
・伝えるべきことが明確になる
・目指す方向へ透明度が高まる
具体化の重要性について紹介してきました。
ぜひ転職を検討されている方、現在転職活動中の方は考えてみてください。

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